超絶技巧。ふつうの暮らしの中ではあまり聞く機会のない言葉だけど。
午後、うまいこと
リストのラ・カンパネラについてやってた「
名曲探偵アマデウス#17」を見ることができた。この曲は私も母も大好きである。
しかし、この曲の
初版は今一般に聞かれているものとはかなり違うものなのだと知った。
多分素人でもこの曲がハンパなくチョー絶技巧なコトが分かるだろうというシロモノ。
私がこれから基礎を練習し直し昔のレベルに戻したとして、毎日弛まなく精進したとしても、
多分死ぬまで弾けん。
・・・いや、昔のレベルってたって、
ソナチネの終盤と
ツェルニー30番の途中。もう少しやってりゃ
ショパンの易しい曲くらい弾けたろうか、ってな程度だし。。。
(あ、
ブーニンのコンサートCMやってるわ。なつかしい人だなー)
途中から見たから分からなかったけど“
カンパネラ”って“
鐘”っていう意味で。
二版以降に付いた前奏で表してるのは鐘の音で、三版ではさらに鐘っぽさを強調したそうな。
ピアニストは
小山実稚恵さん。真上のカメラから初版の難曲を弾く様子がうつされたけど、あそこまで難しいともぉ何やってるかよく分からん(笑)
しかし、演奏を極めるとその作者の気持ちまで推測することができるようになるんだなー。
最近さらに「
ピアノ弾きたいなー」という気持ちが強くなった気がする。
何かで見たけど、音楽を聴いたり演奏したりするのはうつに良い影響を与えるらしい。
音楽って、何か特別なものを持ってるのかな。
ついでに書いておこうの:
ピアノ止める少し前のときの話──
ちょっとレベル上げましょうということで、先生からツェルニー30番を渡された。練習を始めてみたけどちと難航。これはどうも技巧を上げるための練習集のようだと思った。
うちにあるピアノの鍵盤は軽めになっていて、いざ先生の前で弾こうとすると、うちのより重い鍵盤のために指が息切れを起こす。
ここで基本に戻って、、、えっと、
ハノンだっけ?指の自主トレを徹底的にやってみた。
結果、難しいと思っていたツェルニーもこなせるようになってった。
やはり聞く人が聞けば判るものらしく、先生は私の弾き方が急に良くなったのに驚いたようだった。
数年かけて
やっとピアノの面白さに目覚めたわけだけど、ガクギョーやらクラブやらで時間がなくなってきたし…音楽系に進路を取る気も可能性もなかったから、止めたんだけど・・・
でもなんだか、やり残したような気持ちがずっと心のどっかで小さくぷるぷるしてた。
別にショパンじゃなくていい。
いつかまた、中途になったままのツェルニー30番を弾き始めたい。
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